国際人材の考え方とは。パート3:偏見と差別

中国生活

中国ではアメリカやヨーロッパほどの顕著な差別はない。

中国人自身も、よく

「中国にはいじめや差別はない。

私たちはこの広い大陸のように心が広いから。」

などと嬉しそうに言う。

儒教の教えもあって

弱いものや異質なものをあからさまに

いじめたり攻撃するようなことは

あまりないのかもしれない。

しかし実際に「異質な存在」として

内陸に暮らす私には、地元民には絶対に

分からないものを感じることがある。

1つは

外国人をよく知らない中国人は

「外国人は中国語を話せない」

と決め付けているということだ。

これは台湾でも感じたことだけれど

「ニイハオ」と言っただけで

「うわ〜、中国語上手ね!」と言われて

馬鹿にしてんの?と思ったこともあるし

この内陸の地では

銀行などで中国語を話すと

中国人だと思われて

パスポートしかないと言うと

「ああ、日本籍の華僑か。」と

言われて

いやそれも違うし、と笑ってしまった。

大学で学生に

「中国語は世界で一番難しい言語ではない。

中国語を流暢に話す外国人はたくさんいる」

と話した時は

教室がシーンとなってしまった。

中国人の多くは中国語に誇りを持っていて、

難しい言語だと思っているのだ。

娘のことに関しては

近所の人から大学の先生たち、お菓子屋のおばさんまでも

「もう中国語話せるようになったの?」

「この子中国語理解してるの?」

と聞かれすぎて正直うんざりしている。

大学の同僚教師も、

英語科の教師は英語で話してくる人がいて

「中国語でいいよ、て言うか中国語のほうがいい」

と何度言ったことか。

英語も母語じゃねえし!

余計混乱するから!

台湾でも日本人同士で買い物に行った時

レジで英語で金額を言ってくる店員がいて

「いや英語の人じゃねえし!」

とイラッとしたことがある。

外国人でも中国語がペラペラな人は

たくさんいることを、分からせたい。

(これは日本でも言えること)

それから、強すぎる愛国心と愛国教育である。

娘の幼稚園でも年長になって国家や民族の勉強が

始まり、良くも悪くも娘が

「中国人ではない」ことを強調されているようだ。

先生からしてみればいいネタで

世界地図を教える時

私たちの国はココ、

リンリン(娘をここではこう呼ぶことにする)の国はココ、

と教えたり

私たちはみんな中国人

リンリンは日本人

と民族の違いを教えたりしたようで

娘が中国語で

「みんなは中国人、私は中国人じゃない。

日本人。」と言うようになった。

確かにそうなんだけど

中国語と文化を学んで溶け込もうと

している人に対して

そんなに強く違いを強調しなくてもいいのにな、と

思った。

それがいじめのきっかけになったりしないか

まだ幼稚園だからないと思うけれど

小学生になったらそこが心配なので

もっと外国人の多い都市部に引っ越すことを

真剣に考えている。

それに娘は100%の日本人ではなく

台湾の血が入っている。

それもまた説明が難しいところで

台湾人も中国人でしょ、同胞でしょ!と

言いたくなることもあるけど

台湾のパパはもういないし

台湾と中国の関係も非常に緊張しているので

なんとも説明の難しい身分である・・・

 

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