中国の幼稚園便りから:入園したての幼児が泣く理由

中国現地幼稚園

中国の幼稚園では微信(Wechat)で幼稚園からのお便り
が不定期に配信されます。

内容は主に親に小さな子供への理解を促す教育です。

日本より親教育が熱心です。

私は日本でもわざわざ大学教授が理事長をやっていて
年に二回保護者勉強会を開いている子ども園を選んで
子どもを預けていたくらい、子どもについて勉強したい
気持ちが強いのでこういった中国の幼稚園の姿勢は
非常に共感していますし、嬉しいです。

私が子どもを入れた幼稚園は私立幼稚園なので
中国でも公立は違うかもしれませんし、全ての園が
親教育に熱心かどうかは分かりませんが

「中国の幼児教育ってどうなの?」
「中国の幼稚園ってどんな感じなのかな?」

と興味があったり預ける予定があって不安な方の
参考になればと思い、幼稚園便りを趣味も兼ねて
翻訳してアップしていこうと思います。

 

2020年9月18日号より

子どもはなぜ幼稚園に着いたとたん泣き出すのですか?

 

幼児が新しい環境、つまり知らない人、事、物と出会った時、
恐怖から安全ではないと感じ、泣いたり、甘えたり、恥ずかしがったりという
行動をするのは自然なことです。

これらは全て心理的反応が外側に現れた行動です。

多くの子どもたちが幼稚園に入って最初は大泣きすることから始め、
やがて活発に遊ぶという経過を辿ります。

これは一種の心理、そして生理的適応の過程です。
保護者の皆さんは心配しすぎないでくださいね〜。

 

子どもを登園させる時、どうすれば泣くことを減らせるでしょうか?

1. ポジティブな暗示をかける

「大きくなったね、ついに幼稚園に行けるよ!」

「先生が今日とてもいい子だったって褒めてたよ。
ご飯全部食べたんでしょう。」・・・・・・・

こうしたポジティブな言葉での暗示以外に、感情、表情、行動
などの暗示がより重要です。

保護者の態度を全て子どもは読み取り、深く影響を受けます。

 

2. 物で慰める

子どもが好きなタオルやおもちゃなどを1つ選んで幼稚園に持って行かせます。

これは子どもの心の拠り所となるだけでなく、子どもに安心感を与え、
お昼寝や遊びなどに付き添い、幼稚園での1日を楽しいものにします。

 

3. 先生を信頼する

入園したばかりの頃は、先生のことをよく知らないため
幼稚園の角の方から”こっそりと”
子どもがいじめられていないか・・・・と先生の挙動を観察
する保護者がいます。

こうした行動は子どもの落ち着きを損ない、どこかに親がいるのでは
とあちこち探させることになり、子どもが信頼を構築するのに不利に
なります。

現実は素直に受け止めましょう。

保護者が先生を信頼し、同時にそのエネルギーを子どもと先生に
送ってくださることを期待します。

 

4. 事前に準備する

保護者は子どもに多めに衣服と靴下を持たせ、
おしっこを漏らした時に着替えられるようにする
必要があります。

リュックの中に袋を1枚入れておき、汚れた服を入れるのに
使います。

女の子の髪はきちんと手入れをしておけば、それも先生の気苦労を
減らすことができます。

 

5. 根気よく続ける

子どもが入園して最初の1ヶ月が最も大切です。

この1ヶ月を順調に持ち堪えることができれば、
基本的には任務成功と言えます。

入園したての頃は、”遅く来て早く帰る”やり方を採用しても
いいです。

幼稚園にいる時間を減らし、子どもに一日はそれほど長くて
耐えがたいものではないと感じさせます。

特別な事情がなければ、諦めずに幼稚園に登園させ続けます。

 

子どもを登園させる時にやってはいけない5つのこと

1. さっと帰らずだらだらする

多くの保護者が子どもを幼稚園に送ったあと、名残惜しげに
何度も言い聞かせ、さらには入り口に立って長い間離れようとせず、
子どもが中に入ってからも窓から様子を見たりしています・・・・

こうした行動は子どもの登園に対する不安を増幅させるだけです。

2. 過度に心配し、過剰に補う

子どもが幼稚園に行き始めてから、保護者が心配でたまらず、
帰宅してからそれまで以上にお菓子やおもちゃ、ごちそう
など、子どもの要求には必ず応えるということをやると

だんだんと子どもの性格は傲慢でわがままになり、
要求が満足して初めて登園し、不満なら行かないという状態に
なってしまいます。

 

 

3. 善意の嘘をつき、挨拶をせずに別れる

「今日は幼稚園行かないよ、ママと一緒に遊園地に行こう!」

「お友達と遊んでて、ママちょっとトイレ行ってくるから、
ママ帰ったりしないから・・・・」

少なくない親御さんがこうしたやり方で子どもを”騙して”
幼稚園に連れてきます。

子どもの涙や叫び声に直接向き合わないで済むよう、
挨拶をしないで別れるのです。

子どもが保護者がいなくなったことに気づいた時、
その泣き方は一層ひどいものになり、家族に対する
信頼まで失うことになります。

 

4. 根掘り葉掘り聞き出す

子どもが帰ってから、家族みんなで子どもを囲んで
事の大小を問わず徹底的に聞き出します:

今日は泣かなかった?
給食ちゃんと食べた?
お漏らししなかった?

・・・・・・・・・・

このようなやり方は子どもの不愉快な記憶を
呼び覚まし、幼稚園に対する抵抗感を
増幅させる可能性があります。

5. ネガティブな暗示をかける。脅して行かせる。

「これ以上泣くならずっと幼稚園にいなさい、ママお迎え行かないから。」

「言うこと聞かなかったら先生に叱られるよ!」・・・・

このような脅し文句は間違いなく幼稚園と先生を子どもと対立する存在にし、
子供から安心感を奪い、登園に強烈な恐怖を抱かせることになります。

 

新学期、子どもたちが登園を嫌がる状況はよくあることです。

保護者の皆様はイライラを抑え、心を落ち着かせて、家族みんなで協力し
子どもがこのステップを乗り越え、1日でも早く幼稚園の生活に慣れる
ことができるよう共に努力していただきたいと願います。

 

タイトルとURLをコピーしました